やじさんの「調布わくステ」ご案内

   ◆「調布わくわくステーション」◆       2005年6月12日

  
交通安全環境研究所    研究員 関根 道昭さん

交通安全環境研究所は、深大寺東町の東八道路際にあり ます。そうですね、航空機の風洞実験が出来る航空研や、 船の模型に縦波横波をぶつけられる水槽がある船舶研の 敷地と隣接しています。

交通安全環境研は国土交通省の所管で、乗り物の安全や 排気ガス対策などを研究している独立行政法人とのこと。 例えば、どうしたらカーナビを見る際の注意力低下を減らせるか とか、1箇所に標識(禁止や注意の)が並んでいることがあり ますが、運転中に幾つくらいの情報を認識できるのかとか、 従来のガソリンエンジンに代わる燃料の研究とか、いろいろな 研究をやっているようです。

これらの研究成果を市民に公開するイベントが4月にあった そうです。次の機会は来年かも知れませんが、来年は覗いて 見ませんか?

色々な研究をやっているのに、交通安全環境研があまり 目立たないのは、分離独立してからの歴史が比較的新しい ことと、自動車産業が国を代表する巨大産業で、メーカー 自身が巨額の資金を投じて最先端の研究開発に凌ぎを削って いる方に目が行くからでしょう。
他方、Mメーカーの自動車の欠陥が何年間も隠蔽されて、 死亡事故を繰り返しましたが、航空機や電車の人身事故では、 調査委員会が作られて原因を徹底的に糾明する体制が あるのに、死亡事故が最も多い自動車でそれが無いのは 不思議な気がしますね。メーカーの立場を離れた国土交通省 や交通安全環境研に頑張って欲しい1つかも知れませんね。

written by yaji

みんなdeねっとの表紙へ戻る