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やじさんの「調布わくステ」ご案内

◆「調布わくわくステーション」     1月15日のお客さま◆

   光徳寺住職 兼 中央大学商学部教授  斯波 照雄 さん

若葉町1丁目の1画に「寺町」と呼ばれる所があります。 桐朋学園の南側ですが、ここには都立神代高校を囲むよう にして6ケ寺があります。関東大震災の大火とその後の 区画整理の影響で、昭和の初めに、築地本願寺周辺から 移転して来た寺々です。

斯波さんは、その寺の一つ、光徳寺の第16代住職ですが、 中央大学商学部の教授もやっておられます。教えている のは「商業史」とのこと。斯波さんによれば、商店街には MS型(メインストリート型)とSS型(サブストリート型)が あって、仙川はSS型商店街の典型として発展してきたとの こと。歩きながら道の両側の店を覗ける程度の道幅の方が、 商店街として集客力が高くなるのだそうです。

昭和初期の仙川は、日が暮れると提灯を下げて駅まで 送り迎えするほど暗く淋しいところで、駅から寺までの間に 家は2、3軒しかなかったと聞いたことがありました。しかし、 その後、昭和10年代半ばに神代高等女学校、山水(現桐朋) 女学校が相次いで開校し、特色ある街として発展し始めた ようです。
専門家として仙川の発展を見て来られた斯波さんは、 調布の可能性について期待しながら、「熱く調布のことを 思う人が育って欲しい。」と話しておられました。

written by yaji

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