◆「調布わくわくステーション」 5月14日のお客さま◆
「今昔物語版画集」現代語訳者の 宮本 波都子さん
宮本さんは、波蘭(ポーランド)の首都ワルシャワ生まれ
なので波都子(はつこ)さんなのだそうです。お父様が外交官、
ご主人も国連勤務と海外生活が長かったのですが、大学を
卒業後、しばらく国語の教師を勤めたこともあり、古典や詩歌に
造詣が深いのでしょう。
文学と美術を組み合わせておもしろいものを生み出したいと、
妹さんを核に版画の出版や企画展を開催する会社をつくりました。
ねこの絵と古典の融和を試みた大人向けの絵本「ねこ古典ぱん」は
その成果で、宮本さんは選歌、現代語訳を担当され、後には
これに音楽も加えられました。また、1昨年には、念願だった
「今昔物語版画集」を送り出しました。物語の現代語訳は
ご自身でなさったものです。この本には英訳本もあります。
このような国際派的な活動をされている一方で、近所の祇園寺
(佐須町)に通い、和讃やご詠歌にも参加されていらっしゃるとの
ことで、ほんとうに多才、多趣味な宮本さんの活発さに驚かされます。
この元気の素はどこから来るのでしょうか?
「好奇心です」とのご返事。「好きなものを見つけるのが上手いの
ですよ。」と。
多面的な活動をされている宮本さんのお話から、ぜひ元気の
ヒントを掴んでください。
written by yaji