上の■ボタンを押せば音声は消えます。
またスタートボタンを押せば音声が聞こえます。



やじさんの「調布わくステ」ご案内

◆「調布わくわくステーション」     6月4日のお客さま◆

日本のお手玉の会会員        伊藤 ひで さん
リェーエイ介護サービス  ヘルパー
社会福祉協議会ふれあい給食協力員

  いしなごの 玉の落ちくるほどなきに 過ぐる月日は かわりやはする

西行法師   

「いしなごの玉」とはお手玉のことで、昔は小石を使っていた ので、こう呼ばれたようです。高貴な人は水晶製も使ったようで、 法隆寺の宝物には聖徳太子が遊んだ水晶製があったとか。

伊藤さんのお話によれば、お手玉の歴史は、ギリシャ・ローマ 時代まで遡り、シルクロードを通って、インド、中国を経て、奈良 時代に日本に伝わったそうです。

江戸時代に小豆や大豆入りの布製お手玉が登場し、石製は 姿を消したそうですが、地方によってお手玉を「おしなご」と呼ぶ のは、「いしなご」の訛りだろうと言われています。

ところで、私が小さい頃、女の子はよくお手玉をしていました。 伊藤さんによれば、お手玉遊びは今でも世界中で行われている そうです。日本でも、50年くらい前まではごく普通に遊ばれていた のに、1960年代に突然遊ばれなくなったようです。

端切れで作ったお手玉のぬくもりと、手先を使う健康効果に着目 して、「日本のお手玉の会」は、お手玉遊びの普及に取り組んで いて、全国大会も開催しているそうです。

「やる気と集中力が高まり、脳の活性化に効果があるのですよ。」 と、伊藤さんたちは、お手玉を持って高齢者施設を訪問し、リハビリに 効果を上げているそうです。

昔懐かしいお手玉のお話を、聴いてみませんか!

                       

written by yaji

 みんなdeねっとの表紙へ戻る