◆「調布わくわくステーション」 8月13日のお客さま◆
祇園寺住職 林田 堯貫さん(佐須町)
佐須町にある柏野小学校から八雲台小学校の横を通って甲州街道に
至る道は「祇園寺通り」と呼ばれています。柏野小の直ぐ南に祇園寺が
あるのでこう名付けられたのでしょう。今週のゲストはこの祇園寺第90世
住職・林田堯貫さん、小柄で柔和な目のお坊さんです。
祇園寺は奈良時代の天平年間に建てられた古寺で、小さい寺ですが、
深大寺を開山した満功上人によって、深大寺と同時期に建立された由緒
あるお寺です。
明治時代にも珍しい住職が登場しています。中西悟玄住職で、自由
民権運動に共感して「週刊多麻新聞」を発刊したり、板垣退助を招いて、
自由民権運動で活躍した先人たちの慰霊祭をこの寺でとり行い、板垣の
演説には数百人の大群衆が狭い境内を埋めつくしたそうです。この時
板垣が植えたと言われる松が、閻魔堂の横で元気に育っています。
悟玄住職は柔軟な考え方の持ち主のようで、新聞の発刊記念に美人
コンテストを開いたと言うのですからびっくりしますね・・・詳しいお話は、
放送の方でどうぞ!
written by yaji