◆「調布わくわくステーション」 2007年10月14日のお客さま◆
NHKの水中カメラマン
木原 英雄さん
お客さまは、テレビを通して水中の珍しい世界や感動を届けて下さる
水中カメラマン歴40年の木原さん。四万十川を撮って放送文化基金賞
ドキュメンタリー番組賞、「チベット天空の湖 標高5000メートルに生きる」
で日本映画テレビ技術協会映像技術賞等々、数々の受賞もあります。
1966年は航空業界にとって最悪の年、2月の全日空羽田沖墜落事故
から、11月のYS-11松山沖墜落事故まで、5件の大事故が連発しました。
この時、水中に沈んだ事故機の写真を見て、現場でカメラを回す道を
歩み始めて間もない木原さんは、衝撃を受けたに違いありません。
水中にテレビカメラを持ち込んで撮像するグループがNHKで結成された
時、進んで参加されたそうですから。
映画の世界では、すでに水中のすばらしい映像が作られていて木原
さんを魅了しましたが、テレビはカラー放送の初期で、地上ではカメラは
とても1人で持てるような大きさでも重さでもなかったようです。また日本
ではスキューバが珍しい時代で、スエットスーツ姿を怪しんだ漁師に
密漁者と間違えられたこともあったとか。
世界のあちこちで取材して、住む人の思いや考え方を茶の間に伝え
たいとおっしゃる木原さん。その木原さんを、テント生活のチベットの
人たちが感動させたようです、
「我々は決して豊かではない。でも、決して貧しくもない。」 と。
放送では、すごい若返り効果があると言う「ミニバブル風呂」のお話も
出るそうですから、興味津津ですね。
written by yaji