◆「調布わくわくステーション」 2007年10月28日のお客さま◆
昭和信用金庫多摩川支店・支店長
清水 洋さん
銀行と信金(信用金庫)の違い、知っていますか?
普通の銀行は株式会社ですが、信金は会員制組織で、生協(生活
協同組合)や農協(農業協同組合)と同じように、会員の出資金で
作られた、会員のための「非営利団体」です。
銀行の株式は誰でも持つことができますが、信金の会員(出資者)に
なれるのは、信金の営業地域に住んでいる人とか、事業者の場合は
資本金の大きさや従業員数に制限があり、中小企業に限られています。
また、信金は、本店、支店がある周辺の決められた地域でしか営業が
出来ませんし、融資を受けられるのは原則として会員に限られます。
信金にこのような制限があるのは、そもそも、信金には(あるいは信用
組合も)、地元でお金を集め、地元に融資し、地域経済の活性化に尽す
ために作られたと言う経緯と目的があるからです。
清水さんの支店でも、従来から担当者が定日定時に集金に回るとか、
地域の盆踊りやお祭りに参加するなど、地域密着型の活動を行っている
ので、昨年、顔見知りのお客さまの様子が普段と違うことに気づいたこと
から、振り込め詐欺を未然に防げた出来事があったそうです。
振り込め詐欺に引っ掛からないためにはどうしたらよいか、放送では
そのノウハウもお話頂けるようです。
written by yaji