◆「調布わくわくステーション」 2007年5月6日のお客さま◆
山田病院の 山田 禎一 先生(精神科医)
元調布市教育委員長、医師会長
200回記念「調布わくわくステーション」のお客さまは
近頃、子供がらみの犯罪が目立ちます。もっとも悲劇的なのは、
子が母親を殺したり、母親がわが子を殺すような事件が多発して
いること、と山田先生はおっしゃいます。先生によれば、本来、母と
子の間には、父と子とは異なる、特別な関係があるものなのだそう
です。
以前から、登校拒否、家庭内暴力、非行などの問題に取り組み、
ベストセラーにもなった「親子の間のとり方」を著した山田先生は、
子の悩みや苦しみ、あやまちを、自分のことのように受け止められる
のが母親なのだ、と言っておられます。この母親の「受容」があれば、
子は「受け容れられた」安堵感を得ることができ、そのような親子には
「事件」など起こり得ないと、先生はおっしゃっているようです。
東大法学部をやめ一転して金沢大医学部に入学、精神科医への
道を歩むことになったエピソードを通して、大戦中の学生の状況や、
心理学と精神科の違いなどもお話くださるそうです。
子育てや子どもの非行に関心のおありの方、ぜひ先生のお話を
お聴きください。
written by yaji