◆「調布わくわくステーション」 2007年7月8日のお客さま◆
佐藤タイル工業所
佐藤 勉 さん
タイルと言えば外壁や水回り、玄関などに用いられる耐水
耐熱性の建築材料で、最近は淡白な色彩のものが中心ですが、歴史的
には色とりどりのタイルが装飾用に造られたようです。佐藤さん
も、子供たちを集め、小さな色タイルで造形するタイル工作教室を、
自治会の納涼祭で毎年開いているそうです。 written by yaji
佐藤さんから「エコカラット」の紹介があるそうです。「なに、それ?」でしょうね。
タイルの原料は「土」。ですから、レンガ、陶器、タイル
磁器などはみな兄弟で、土からつくられたもの。「エコカラット」もそ
うなのです。
以前盛んに使われた土壁は、すぐれた吸湿性、保湿性を持
っていることはご存じですね。普通のタイルは土を高温で焼結させた
ものなので、緻密で水分が入り込む余地がありませんが、エコカラットは
原料の土、焼結方法、釉薬などを工夫して微細な孔をたくさん持たせた
タイルなのだそうです。
その孔が部屋の湿度を調整してくれるので冬の結露を防ぎ、シック
ハウスの原因となる揮発性有機溶剤を吸収してくれるようです。
番組では、タイルの目地汚れの落とし方などの話も出るそ
うですから、参考になると思いますよ。