◆「調布わくわくステーション」 2008年1月20日のお客さま◆
多摩川自治会会長
調布市自治会連合協議会副会長
大久保 正二 さん
皆さんは自治会の活動に参加したことがありますか?自治会の
会長さんや役員さんをご存知ですか?
大久保さんによれば、市内には4百以上の自治会があり、その
活動状況はまちまちで、活発なところもあれば、何もしないところも
あるようです。また、多くの場合、自治会費は月額1軒当たり100円
程度で、30年間も値上げ出来ないでいるそうです。
活動しない(あるいは、できない)自治会と、自治会にあまり期待
しない住民との狭間で、住民の自主組織である自治会はここ半世紀
以上にわたって悩み続けているようです。
戦後、地域防災防犯などを標榜しながらも、人口流入と都市化、
信教の自由、功利主義化などの流れの中で、存在理由や役割が
見えにくくなり、自治会活動は混迷化を辿ったようです。調布市が
推進している地区協議会制との関係も微妙に見えます。
「自治会の役員は、見返りもなければ、人から褒められるわけでも
ない。・・・みんなに喜んでもらえることが心の支え。」と、大久保さん。
阪神淡路地震から13年、住民組織の重要性は折にふれて指摘さ
れています。調布自治会連合では、運営や活動のガイドブックを作り
自治会支援に乗り出したとのお話です。上部機関からの支援と同時
に、住民がもっと自治会活動に顔を出し、課題や解決策を一緒に
考えれば、役員ももっと頑張りたいと思うだろうなと、大久保さんの
お話を伺いながら思いました。
みなさんも、一緒に考えていただけませんか。
written by yaji