◆「調布わくわくステーション」 2008年4月27日のお客さま◆
ギャラリー&カフェー みるめ の
森 利恵子 さん
甲州街道旧道、「ちょうふだぞう」より少し西に豆専門の玉川屋”が
あり、そこから、昔“かどや横丁”と呼ばれた小道が北に伸びてい
ます。南の蓮慶寺通り、北の後楽園(今のマルエツ)通りを結ぶ
重要な道ですが、道幅が狭く、今でも飲食店や蕎麦屋(製麺店)や
しもた(仕舞た)屋などが混在していて、最近まで、調布の街の変貌
から取り残されたような所でした。そこに、最近、しゃれた造りの
建物が目につくようになり、その代表と言えそうなのがギャラリー
&カフェー“みるめ”です。ガラス越しに、絵が見えたりして、通りの
印象を今風に変えています。
“みるめ”をやっているのが森さんです。1階が吹き抜けのある
ギャラリーで、2階がカフェー。30年もお勤めをした後の転身で、
1昨年の秋にオープン。「大変だよ」と周囲の人から心配も頂き
ましたが、絵に囲まれ、コーヒーを頂ける空間・・・その夢のため
ならと、好きに生きる道を選んだそうです。
みるめなきわが身をうらと知らねばやかれなで海士の足たゆく来る
みるめかる方やいづこぞさをさして我に教えよあまの釣舟
“みるめ”(海松布)は海藻の一種で、「見る目」にかけて、古く
から恋の歌に沢山使われていたようで、森さんがとても好きな
言葉だそうです。
29日まで山崎仁の個展、5月からは岡本博の日本画展が開か
れるとのこと。手作りケーキもあるそうですから、よろしかったら
どうぞご賞味下さい。
http://mirume.com/
written by yaji