◆「調布わくわくステーション」 7月20日のお客さま◆
わたげの会会員 大野 結美 さん
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宮沢賢治の童話が大好きとおっしゃる大野さん、週に2、3日、小児科
医の受付で働いている主婦で、インタビュアさんの言葉を借りますと
「普通の方としか表現できない」そうですが、どうしてどうして、色々な
活動をやっていらっしゃるようです。
賢治の童話を演劇のように体で表現する「ものがたり文化の会」という
若者や子供が沢山参加している団体があるそうです。とても珍しい表現
方法を取り入れているようです。
まず、読み聞かせのように語る人々、パントマイムのように演じる人々、
さらに、例えば劇の流れを見つめていたり、評価したりしている賢治自身
のような人々の3グループが、1つの作品を共演するようです。
さらに、例えば”蟹のお兄さん”役の人が最後まで”蟹のお兄さん”役を
演じるのではなく、劇の途中で「語り」グループに代わるなど、グループの
役割が入れ替わるのだそうです。
「ものがたり文化の会」は全国的な組織で、調布には たづくりを拠点に
活動しているグループがあり、大野さんは、個性いっぱいの表現方法や
物語を全部暗記してしまう会員たちの力にひかれて、頻繁に通っている
うちに、主婦を中心にした「わたげの会」と出会ったそうです。
わたげの会は三鷹市にある お話サークルで、小学校や児童館へ出か
けて行って、自由な表現方法でお話したり歌ったり、自分も楽しみながら
やっているのだそうです。
ご長男が若き鍼師だそうで、ご長男を中心にしたご家族のエピソードや、
大野さんの”夢”のお話など、大野さんとインタビュアさんの波長が合って
いるのでしょう、屈託のない会話が続きます。
written by yaji