◆「調布わくわくステーション」 2008年7月6日のお客さま◆
電気通信大学 学長 | 梶谷 誠 さん |
「社会にとって、調布にとって、あって欲しい大学、ないと困る大学」
を目指したい、と電通大・梶谷学長はおっしゃっています。
先生によれば、大学は社会のためにあるのですから、まず社会が
望むような人材を育て、研究を進めることが必要で、同時に“知”の
拠点として、“目指すべき社会”を社会に提案する使命があるのだそう
です。
ところで、電通大では何を教育し、研究しているのでしょうか?対象
分野は電気、情報、通信、メカトロニクス(エレクトロニクスと機械工学が
結びついた分野)等に及び、大学の名前から類推されるよりかなり幅
広いようです。また、海外からの留学生が約350人もいるほど国際性に
富んでいるのですが、女子学生や女性研究者がたいへん少ないのが
悩みの種だそうです。
大学が外部の研究者や企業と提携することは珍しくはありませんが、
梶谷先生は調布市や市民との連携に、とりわけ熱心に見えます。身近な
ところでは大学正門にある花壇は市民ボランティアが植えた花で飾られて
いるし、調布市とは相互友好協力協定を結んでいて、講座や施設の開放
にも前向きに取り組んでいます。またこの度、大学内の地域連携部門を
“センター”に格上げしたそうで、いろいろな人の相談に対応したいと
おっしゃっています。
学生時代はオーケストラでチェロを弾いていた梶谷先生、きっと市民の
皆さんとも心地よいハーモニーを奏でて下さるでしょう。
◎市民が育てている電通大の花壇の写真は
http://www5e.biglobe.ne.jp/~cpc/yaji/
の中の「☆まちの話題・電通大キャンパスで」でご覧ください。
written by yaji