◆「調布わくわくステーション」 2008年8月17日のお客さま◆
ガス設備の活タ藤 | 安藤 弘 さん |
中高年のパソコン初心者の方に、「実は高齢者にこそ、パソ
コンは必要です。」とお話していましたが、8年ほど前から私は、
「高齢者や障害者にこそパソコンは必要」と云い変えています。
きっかけは安藤さんにお会いしたこと。当時、強度の弱視だった
安藤さんが、音声読み上げソフト付きのパソコンに挑戦している
姿を拝見したからでした。
スキーの事故が原因で、安藤さんは15年前から視力の低下が
始まり、1年半前に全盲になられたそうです。でも、とても前向きな
方です。独りで行動できないので世界が狭くなったと言っておられ
ますが、散歩に出かけ、山歩きや旅行を楽しみ、毎晩飲みに行き、
図書館のハンディキャップサービスも度々利用するなどの読書好き
です。目が悪くなってマイナスも多いけど、仕事が繊細になり、心の
痛みが分かるようになったなど、プラス面も認めておられます。
いつも人の助けを必要とするので、たまには「公園のベンチで、
何もせずに座っていたい。」と、独りだけの時間をいとおしむ安藤
さん。でも、来春でガス関係の仕事を止め、新しい仕事を始める
予定なので、「新しい会社でも、きちんと仕事をし、利益も出して
税金を納め、調布の街を闊歩したい。」と。古希を過ぎても、意気
軒昂ですね。
written by yaji