◆「調布わくわくステーション」 2009年1月25日のお客さま◆
調布中の体育の | 中野 浩 先生 |
「与えていると思っていたら、与えられていた。」 ボランティアをしている
人から聞いた言葉ですが、中野先生も同じようなことをおっしゃっています。
「生徒に教えているつもりが、教えてもらうことが多い。」と。
このような経験は、誰かのために真剣にやった人にして、はじめて得ら
れる最高の喜び、ご褒美なのでしょう。
市立調布中の体育の先生で中3のクラス担任の中野先生は、東京都
中学校体育連盟や東京都陸上競技会、日本陸上競技連盟などの委員を
務めていて、これから、平成25年に味の素スタジアムを中心に開催される
東京国体の準備も始まるようです。もちろん先生はスポーツマン。中高生
時代は陸上競技の選手として活躍、大学ではレスリングをやった、少し
変わったキャリアの持ち主とのこと。
先生によれば、勉強でも運動でも、生徒が自分の可能性を信じて自分で
努力するよう方向づけすることが、子どもを伸ばす上で一番大事とのこと。
「自己肯定感」が持てれば、1秒、あるいは0.1秒のために苦しい練習を繰り
返し、必死に努力できるのですね。
陸上競技は個人の力がベースになるのですが、団体競技は個人の成績を
単純に足し算した結果とはならないようです。最近も、個人競技が終わった
段階では最下位に近かったチームが、団体競技を終わってみたら準優勝に
なっていたと言う感動的な、貴重な体験があったそうです。
なぜそのようなことが出来たのでしょう? どうぞ25日の放送をお楽しみに。
written by yaji