◆「調布わくわくステーション」 2009年2月1日のお客さま◆
定年退職後保育園で働く | 伊藤 晴夫 さん |
定年後、好きな仕事や活動に精出せたら、それこそ充実した、
豊かな人生を送れたことになるに違いありません。
定年退職して伊藤さんは、何もしなくてよい立場になった時、ある朝、
奥さまから「今日のご予定は?」と問われてハタと気づき、ボランティア
講座を受講し始めたのだそうです。
講習終了後、仲間と始めたのが「調布災害時ボランティアコーディ
ネーターの会」。今ではそのほかにも4つくらいのボランティア活動に
参加しているそうですが、伊藤さんは昔からの子ども好き。保育園で
事務の仕事を手伝う積りが、間もなく保育士さんの仕事の方に転進
することになったようです。それが”天職”と言われているようですから、
ほんとうに豊かな人生を送っていらっしゃるわけですね。
子どもは話しても理解できないから叱るか命令するのがよい、と思って
いる大人が多いようですが、分かりやすく説いて聞かせれば、子供は
驚くほどよく理解するし、納得したことは進んでやってくれるようになる
ことを、伊藤さんは実例でお話してくれました。また、もう1つ忘れて
ならないことは、日頃のスキンシップと信頼関係があればこそ、子供は
耳を傾けてくれると言うことのようです。
子どもとの接し方の原則は、たぶん、大人の社会でも同じなのでしょう。
子どもは素直に反応するので、分かりやすいだけです。伊藤さんの
保育園生活のお話、傾聴する価値がありますよ。
written by yaji