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| やじさんの番組案内 |
| モウリプラント（株）代表取締役の 中村 寛 さん |
中村さんの会社は汚水処理が専門の会社だそうです。
ひどい話ですが、古代ヨーロッパには、夜、汚水や汚物を窓から 投げ捨てる都市もあったそうです。近代までの日本では、し尿は 畑の肥料に再利用されていました。現代の宇宙ステーションでは、 おしっこも浄化、高度処理して飲料水にできるようになったそうです。
生活排水は、下水処理場の沈澱槽で汚泥物を分離し、つぎに 水中の汚れ（有機物）を微生物（バクテリア）で分解します。こう してできた水は“中水”と呼ばれ、河川に流されたり、大きな工場
などでは水洗トイレや庭の散水などに再利用されています。
調布は下水処理が普及しているので、お目にかからないと思い ますが、地方へ行くと「浄化槽式トイレ」と言うものがあります。使用 上は水洗式とあまり変わらなので気づかないかも知れませんが、
この「浄化槽」では都市部の下水処理場と同じような処理を行って います。
中村さんの会社は、主にこの浄化槽の管理をやっているそうです。 汚れを分解してくれるバクテリアは生き物ですから、管理が悪いと 死滅してしまいます。また、バクテリアにもたくさんの種類があり ますから、その混合割合もケース・バイ・ケースで変えるそうです。 定期点検と適切な処置が欠かせないとのことです。
どこかの畜産場で、汚物からメタンガスを発生させ、熱源に利用 している様子をテレビで見たことがあります。汚泥の発生を抑制し たり、再利用を経済的に行うこと、中村さんたちの夢のようです。
written by yaji |
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