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15分間の放送のうち、インタビュー部分の13分間をお聞きいただけます。
なお、放送した音声を圧縮しておりますので、お聞きづらい点、ご了承下さい。
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やじさんの番組案内 |
協栄プリント技研株式会社 専務取締役 小林 明宏 さん
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今では掌に隠れるほど小さくなった携帯電話機の元祖は、タクシー無線機の
小型化をイメージしたPHPと呼ばれる無線電話機で、ノート型パソコンを5、6台
重ねたほどの大きさがありました。これを今のように小さくできたのは、LSIの
集積度が上がったことと、部品どうしを配線するプリント基盤の細密化のお蔭
です。また、この2つの技術が日本のエレクトロニクスを輸出産業の花形に育
てたとも言えるでしょう。
1967年に創業しプリント基板用の金型造りを始めた小林さんの会社は、日本の
工業技術が最も輝きを増した時代とともに発展し、やがて工業化の波が当時
中進地域と言われた東アジアへ拡がり始めると、これらの地域に工場進出して
国際化の流れに対応することになります。協栄プリント技研は現在海外5か国に
7拠点を持っているそうです。技術力を武器に、国際化に逞しく対応している
中小企業の優等生ですね。取扱い製品もプレス金型、精密金型、微細加工部品
などに及んでいて、最近は医療用器具分野への進出も目指しているそうです。
日本の中小企業が海外進出するに際してはご苦労も多かったようです。また、
進出に続いて、人材その他の現地化が重要となり、更に、技術の流出に負けない
高付加価値化や技術革新が常に求められるようです。放送では、小林さんの
体験に基づいた貴重なお話を色々伺えるそうです。
written by yaji |
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