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エッセイスト   水木 悦子さん

 水木悦子さんの最も手っ取り早いご紹介方法は、「ゲゲゲの娘、次女の悦子さん」。

「お父ちゃんと私」の著書もあります。悦子さんの誕生日がお姉さんと同じ“クリスマス イブ”だなんて、水木家には不思議なことがありますね・・・

 大人気のNHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」は今週土曜日で終わるので、慌ただしく展開 しそうで、自分の進路に迷っていた次女の喜子は短大卒業後父の仕事を手伝う ことになり、水木プロダクションも創立20周年のお祝い迎えるようです。中学の修学 旅行で喜子たちが障子に映る妖怪に驚く場面がありましたが、悦子さんは「本当に 見たんだから」と言っています。妖怪を見られるなんて、似たもの親子なんですね。 でも、妖怪を知った人ですから、たくさんの妖怪やニューギニアの彫り物などがうじゃ うじゃいる、お父さんの「楽園」は、昔の悦子さんには本当に気味悪かったそうで、 夜中に妖怪たちが出て来たらどうしようと、本気で悩んだそうです。

 朝寝坊派だった悦子さんは、自分でエッセイを連載するようになって、「締め切り」 の大変さを実感し、あらためてお父さんの仕事ぶりを尊敬したそうです。性格的には お父さん似、とおっしゃる悦子さん、中学生の時ムンクの絵に感動した話をしたら、 お父さんがムンク展に連れて行ってくれて、1枚1枚の絵を詳しく説明してくれるのに びっくりしたそうです。ちょっと異様な感じのあるムンクが、二人とも好きだなんて、 やはり似ていますね。ムンクと聞いて、私は妖怪「ぬり壁」を思い浮かべました。

 ご両親は高齢ですが、とてもお元気そう。ゲゲゲの女房は、「終わりよければ すべてよし」で終わりますが、今はそんな毎日のようです。「健康で、仲よく、長生き してほしい」と、悦子さんは、お母さんそっくりの声で話していらっしゃいました。

 
                             
                                                           written by yaji

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