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やじさんの番組案内 |
映画の・故 木村 威夫監督の長女 山脇 桃子 さん |
今年3月、つぎのような「訃報が新聞各紙に掲載されました。 「木村威夫氏(映画美術監督、映画監督、日本映画美術監督協会顧問、日活 芸術学院学院長)が21日、間質性肺炎のため死去、91歳。葬儀・告別式は
近親者のみで行う。後日、お別れ会を開く予定。喪主は長女、山脇桃子さん」
木村さんは230本以上の映画の美術を手掛けた斯界の第1人者でしたが、
映画監督としては90歳の時の作品「夢のまにまに」が長編映画監督デビューの
「世界最高齢者」としてギネスに登録されています。
山脇さんは、多摩川の大映撮影所の隣にあった映画関係者の社宅で育ち
ましたが、撮影所は父の仕事場と思って訪れたこともなかったそうです。初めて
映画づくりの現場を見たのは「夢のまにまに」のロケの時とのこと。 しかし
その間もお父さんの理解者で、後継者の育成に熱心だったお父さんが、日頃
何気なく話す言葉が、きっと沢山の若者のためになるのではと、「映画美術
研究会」を立ち上げて、山脇さんご夫妻が事務方をつとめ、1999年から10年
弱の間”たづくり”で開催したそうです。
木村監督は、ものを捨てない人で、マッチ箱でもチラシでも何でもとっておいた
そうで、膨大な遺品に山脇さんは頭を抱えたそうです。武者小路実篤記念館で
資料管理を経験した山脇さんは、これらの遺品の意味を知っていたからです。
幸い、木村監督が先生をしていた京都造形芸術大学が引き取ってくれたそう
ですから、貴重な資料が散逸を免れることができました。
現在、調布南高がある付近から北の台地にかけて、昭和16年から30年頃まで
日活大映関係者の住宅が並んでいたそうで、この映画関係者の2世の人たちが
中心になり、昨年8月、「旧日活大映村の会」を発足させたそうです。出席者は
38名でしたが、当時の所帯や正確な広さも、分からなくなっているそうです。
”映画のまち調布”の皆さん、関係した資料をお持ちでしたら、協力して
上げてください。
written by yaji |
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